困っていることの解決策

困っていること、そうでもないけどあるといいもの、その重要性もさまざまですが、何で悩んでいるのか、その解決策はどういうものがあるのか、ということを考えるといろいろなアイデアがでてくるものです。

 

例えば、天気がよくて窓を開けっぱなしで外出してしまったが、外出中に雲行きが怪しくなり、雨が降り出したとしましょう。窓が開いていると窓から雨が入って、部屋はびちゃびちゃに濡れてしまいます。そんなときにあったらいいのが、雨が降ると自動的に閉まる窓ですよね。

そんなものができるのか。

雨が降ったかどうかのセンサーと、それに連動する窓をしめるモーターがあれば可能です。

ですが、そんな大がかりなものでなくても、実現できるのかも?とアイデアもでてきます。

ブラインドのような形状で、雨がある程度溜まるとその重さでブラインドの横板の部分が傾いてくる、というような仕組みでも実現可能かもしれません。

実現させる行動力はありませんが、アイデアだけは誰でも出てきますよね。

 

コンサルタントの仕事も同じ。困っていることの解決の方法を示すにすぎません。実際に解決するのは本人です。解決の方法も一つではありません。多くの場合は、複数のアイデアが出てきますので、どれが実現可能か、失敗したら別の方法を、というように、問題解決へと導いていきます。どんなアイデアがでるかは、人それぞれ違います。私が思いつかなかったアイデアがクライアント様自身から提示されることも、時々あります。そんなときでも、わたしの助言のおかげでそのアイデアが出てきたと言って、喜んでもらえます。

アイデアというものは、本当に面白いもので、言われて初めて気が付いたことなのに、「なぜ今まで気が付かなかったんだろう」となることも珍しくありません。”岡目八目”という言葉もあるとおり、第三者の目というもので冷静な判断ができるため、コンサルタントの仕事の必要性も改めて認識させられます。