CO2を効率よく分解するには

地球温暖化の原因物質とされているCO2(二酸化炭素)ですが、これを大量に簡単に分解してあげることができれば、地球温暖化の問題は解決するはずです。

Cは炭素。いろいろな有機物に含まれているもので、有効利用できそうです。

Oは酸素。生物の呼吸には欠かせないものです。

CO2は温室効果ガスですが、その構成元である炭素や酸素は生物にとって必要なものです。

 

CO2をどうやって分解すればよいのでしょうか?

 

CO2は安定している物質で、分解するには、エネルギーが必要です。

人工的に分解する研究も進んでいるそうですが、問題点として

  • 空気中から二酸化炭素を取り出すことの困難さ
  • 分解の方法
  • 使用しなければならないエネルギー量

などが挙げられます。

二酸化炭素濃度が高くなっているとはいえ、400ppmくらいです。つまり、0.04%。その程度の濃度ですが、地球環境に与える影響は大きいのです。ですが、空気中から0.04%の二酸化炭素を取り出そうとすると、少なすぎて困難だということ。あくまで平均濃度なので、二酸化炭素が集まっている場所など見つけて回収するなどできるのかもしれませんが、未知の領域です。

分解の方法として、CO2と直接CとOに分けるのも膨大なエネルギーが必要なので、触媒というか、別のものにくっつけるような作用を試みた方が現実味があります。何をくっつけると効果的なのか、と言う点でも試行錯誤が必要です。

いろいろしらべると、H(水素)を利用して、C(炭素)を糖にする方法がもっとも理にかなっている方法のように感じます。

 

つまりこれは、光合成の原理になります。

植物が行う光合成は、水と二酸化炭素から、酸素と糖を創り出します。

そうです。一番よいCO2の分解方法は光合成なのです。

 

つまり、緑を増やすことが最も効果的な二酸化炭素削減の方法だということです。

二酸化炭素の分解にはエネルギーが必要と言いましたが、光合成は太陽の光をエネルギーとして行っています。そう考えると、改めて、自然の偉大さを感じます。

 

自分たちができること、それは、緑を増やすこと。植物を大切にすること。森や山を守ること。

経済活動も大切ですが、緑を守ることももっと大切だと思います。