環境問題はなぜ、みんなから目を背けられるのか
環境問題、みんな知っているはずなのに、取り組もうとしないのは何故でしょうか?
理由は簡単です。
面倒だからです。
都合が悪いからです。
企業にとっては、経済が悪くなる要因だから、目を背けるのです。
石油業界にとっては、石油の消費が悪くなると、利益が減るから。
製造業にとっては、生産量が減ると売上も減り、利益も減るから。
環境よりも、経済を優先しているためです。
一般市民にとっては、わずらわしいから、目を背けるのです。
冷房暖房もガンガン使いたい、
自動車も燃費よりもエンジン音が大事、
環境よりも、利便性や個人的趣味が優先されているためです。
ゴミにしてもそう、自分の目に見えないところにやってしまえば、あとはお構いなし。
自分勝手な人間がいかに多いことか。
だからこそ、こんなにも環境が悪化してきたといえるのですけれども。
では、どうすれば、環境問題を解決する方向へともっていけるのでしょうか?
それは、便利で環境にやさしい製品を世に出して普及させていくことです。
環境によいということを消費者に意識させなくてもよい商品です。
自動車のプリウスをはじめとするハイブリッドカーがよい例でしょう。
燃費が格段によい自動車によって、結果的にガソリン消費量が減り、所有者にとっては節約にもつながります。環境のために、という高貴な動機ではなく、節約のために、という自己中心的な動機でもいいわけです。結果、ガソリン消費量が減っているのであれば。
「環境にやさしい」という謳い文句よりも、「これだけ節約になる」というメリットを強調すべきだということです。
そんな商品ばかりになれば、おのずと環境はよくなっていきます。
一部の個人的なエコ人だけでは、どうしようもありません。限界があります。
その他の多くの環境問題から目を背ける人たちも巻き込んでの改善策が必要なのです。