人事での悩み、人間関係のもつれ、解決策は?

人事関係のコンサルタントは専門外なのですが、それにもかかわらず、人間関係の悩みを聞いてくる人が多いのも事実です。

本来は、専門家に任せて終了するところなのですが、あまりに多いので、所感を述べさせていただきます。

 

大きく分けると

  • 上司に対する不満(理不尽な要求をしてくる、パワハラなど)
  • 部下に対する不満(言うことを聞いてくれない、任せれない)
  • 同僚に対する不満(職場内でのいじめなど)

の3つになるのかな、と思います。

 

この内容についても、大きく分けて2種類があります。

  • 実際は当然のことだけど、本人にとって不満に感じること
  • その人のわがままで本当に理不尽なこと

 

例えば、上司の悩みとして、

今までなかったのに「日々の作業の報告書を書くように」と言われた。

ということがあったとします。

言われた方にとっては理不尽に感じるかもしれませんが、会社にとっては、本来あって当然のものです。人それぞれどれだけの時間でどれだけの作業をこなしているのか、管理者や経営者は把握しておく必要があるからです。

 

また、部下がいうことを聞かない、という場合

本当にわかりやすく伝えているのかどうか、自分の言動を見直す必要があります。

なぜいうことを聞いてくれないのか、その原因を追究していき、部下の思い込みや忘れるクセがある場合は、その思い込みの排除、忘れないようにする仕組みを考えていかねければなりません。

 

同僚にしても一緒です。知らず知らずのうちに、不快を与えている言動をしてしまっているのかもしれません。何が原因なのか追究して、問題解決するべきです。

 

ただ、原因追及のために問いかけても、本音を話してくれない人が多いです。

本気で職場の改善を図りたい、誰もが気持ちよく仕事ができる環境を作りたい、そういう気持ちを伝え、こちら側から腹を割って話をしていかなければ、相手も本音を言ってくれません。

本音を言い合える中になれば、おのずと問題も解決していくものです。

 

 

ただ単に本人の意地悪、わがまま、虫の居所が悪いなどで理不尽なことになっているのであれば、話し合って解決できないこともあります。経営者なら、そういう人は即刻クビにしてもらいたいものですが、人事権がない従業員なら、耐えるか、会社を辞めるかのどちらかの選択をするしかないのかもしれません。そのまえに、訴えてみる、というのも一つの手かもしれませんが。

 

仕事は一人で行うものではありません。人間関係はとても難しい問題です。一筋縄ではいかないことも多々あるでしょう。深刻な問題なら、労働局に相談するか、精神的にまいったら病院の精神科で診察を受けるのもよいでしょう。気持ちが楽になることもあります。